ページを選択

「ミドルシニア×富裕層の動向」東日本勉強会第2回を開催(2025/8/26)〜三井住友トラストクラブ株式会社(ダイナースクラブ)経営統括本部経営戦略部 担当部長 光田 寛和氏〜

2025,08,28 | 勉強会

「ミドルシニア」をキーワードに、企業の枠組みを超え、ナレッジや経験値を蓄積して新たなマーケットを創造し、現状を超えてゆくための共同体として設立された「超ミドルシニアコンソーシアム」の東日本勉強会第2回が2025年8月26日(火)、株式会社グライダーアソシエイツにて開催されました。

*開催概要はこちらをご覧ください。

今回はプレゼンテーターとして三井住友トラストクラブ株式会社(ダイナースクラブ)経営統括本部経営戦略部担当部長の光田寛和氏を迎え、キャリアを通して富裕層・VIP施策に携わり続けている同氏の経験をもとに、国内富裕層の動向や最新事情をテーマに活発な会話が繰り広げられました。

コンソーシアム発起人である株式会社グライダーアソシエイツ副社長・荒川徹による主旨説明、そして参加メンバー全員による自己紹介の後、光田氏によるお話がスタート。

松坂屋(現 大丸松坂屋)での顧客戦略、GINZA SIXの顧客戦略やサービス全般の立ち上げなど、ご経歴を通して本コンソーシアムのテーマであるミドルシニア層を中心とした国内の富裕層に向き合い、そのニーズを感じ続けてきた光田氏。プレゼンテーションの前半では現在取り組む「ダイナースクラブ」での新規事業開発に至るキャリアを振り返りながら、その時々でどのように顧客である富裕層にアプローチし、どんな施策に取り組んできたのかが語られました。

一口に「富裕層」といっても時代によってその姿は大きく変化。その変遷を間近で見つめてきた光田氏のお話はとても刺激的なもの。参加者より途中から質問が続々上がるなど、参加者のみなさんも熱心にプレゼンテーションに耳を傾けていました。

後半ではそのような変遷を踏まえ、現在の富裕層がどのような傾向や志向をもち、それを取り巻くビジネスがいかに展開されているのかがテーマに。

富裕層のもつ資産の性質が不動産をはじめとする実物資産から証券などの金融資産へと移り変わるなか、その購買行動や行動原理がどうなっているのか、また、その中で「プライベートバンカー」や「ファミリーオフィス」等の新たな富裕層ビジネスが広がっている背景や、そして「ダイナースクラブ」としてそこにどのように取り組んでいこうとするのか語られました。

直近の「ダイナースクラブ」としての取り組み例

①ダイナースクラブカードを発行する三井住友トラストクラブ株式会社と株式会社PrivateBANKが業務提携 ~超富裕層向けコンシェルジュサービスの本格事業化に着手。将来は他社への提供も~

②富裕層向けコンシェルジュサービスD Luxurex ページ

ドラマで題材となるなど注目度の高い領域ですが、その実際はなかなか見えづらいもの。光田氏ならではの視点で描かれる富裕層の実像は、参加者にとても興味を惹くとともにさまざまな気づきを与えるものだったようで、勉強会終了後も質疑応答が活発に行われました。

「超ミドルシニアコンソーシアム」では2025年10月3日(金)に東日本勉強会第3回を開催予定です。今後も定期的に勉強会を開催していきます。


https://sms-consortium.antenna.jp/