Interview
「超ミドルシニアコンソーシアム」とは
── 改めて「超ミドルシニアコンソーシアム」とはどういったプロジェクトでしょうか?
「“50歳以上の男女”という巨大なマーケットに向き合う・向き合い続ける企業の集合体を作ろうとするプロジェクトです。日本人の二人に一人が“ミドルシニア”の時代、そこにしっかりと向き合い続けることが、日本経済の成長にとっては不可欠ですから。」
── 印象的な「超」の言葉にはどういった想いが込められているのでしょうか。
「企業の垣根を超える。ナレッジや経験蓄積の限界を超える。そして、想像を超えるマーケットを生み出す。そうした想いを込めています。」
── どういった活動が予定されているのでしょうか。
「基本活動として、情報交換の場を頻度高く定期的に設けます。メンバーが参加しやすいよう東日本エリア、西日本エリアそれぞれで実施する予定です。またその場で出たアイデアは、弊社が事務局として実現を支援するとともに、実現した取り組み内容や成果は記事としてコンテンツ化し配信していきます。
事務局として、実効性と継続性のあるコンソーシアム活動を責任を持って推進していきたいと思っています。」
「超ミドルコンソーシアム」運営事務局としての決意
── 継続することが大事なのですね。
「これまで様々な企業コラボレーションやコンソーシアム活動を支援してきましたが、単発で終わってしまうのではなく『続ける』ということが何より大事で、また難しいことでもあります。活動を続けるうちに当初想像もできなかった大きな取り組みに発展したり、参加しているメンバー自身の視点や価値観も拡がっていく現場を見てきました。
スタート当初は事務局として、企業間のコラボレーションのアイデア出しや実現の支援を積極的に行いたいと思っていますが、それを繰り返すことで、いずれは自発的に企業同士が繋がり、様々な取り組みが生まれ続けていく集合体にしていきたいです。そんな“場づくり”が、僕の役割だと思っています。
事務局として継続性のあるコンソーシアム活動を、責任を持って推進していきたいと思っています。」
── これまでに支援してきたプロジェクトで、特に印象的なものは?
「コンソーシアムという点ではやはり、カゴメ株式会社が発起人となり、2025年現在20社が参画する『野菜摂取推進プロジェクト』です。グライダーアソシエイツは2020年から現在もこのコンソーシアムの事務局を担当しているので、活動を通じて年間50以上企業間コラボレーションが生まれる現場を長く見てきています。
企業の担当者同士が集い、雑談しながら話をしたことが、具体的な企画になっていく。それを繰り返すうちに、農水省の後援をいただけるようになったり、全国の教育機関など様々なステークホルダーを巻き込む大きなプロジェクトに成長していきました。」
── 「野菜摂取推進プロジェクト」の事務局として心掛けていることは何でしょうか。
「組成時は、参画する企業が心から共感でき、本気で取り組めるテーマを言語化して、丁寧に共有することからスタートしました。発起人や参画社が、心底から熱量を持ってやりたいと思えるか、またやり続ける覚悟を持てるかが、コンソーシアム活動には重要だからです。
プロジェクトが具体的に動き出してからは『各企業が持つ個性をどのように活かし合えば大きな成果が生まれ得るか』考え抜くことと、『活動の実績や得たノウハウは形式知化し、情報発信をし続けること』を心掛けています。
『超ミドルシニアコンソーシアム』でも、そうした学びとノウハウを集結し、実効力と継続性のあるコンソーシアム活動を実現していきたいと考えています。」
「超ミドルコンソーシアム」を立ち上げる理由・背景
── これまでのようにクライアント企業のプロジェクトのブレーンやプロマネの立ち位置ではなく、自らが発起人・事務局を兼ねるプロジェクトを立ち上げるに至った経緯や理由があれば教えてください。
「ありがたいことにこれまで様々な業種業界の企業のプロジェクトに関わらせていただき、企業コラボレーションやコンソーシアムに関する経験値、知見が溜まってきました。
それら貴重な経験やノウハウを、社内に閉じておくままでいいのか?と考えたことが一つのきっかけになりました。
というのも弊社は2024年に『社会課題に向き合う』ことをミッションとして明確化したのですが、社会課題解決という大きな命題にどう向き合うか…と考えているうちに、これまでのように『経験やノウハウをコンサルティングサービスとして提供する』だけではなく、もっと広く社会に開放していくことが必要なのではないかと思うようになったんです。」
── コンソーシアムを通じて社会課題に向き合っていく。そのテーマとして「超ミドルシニア」を選んだのはなぜでしょうか?
「たまたま同時期に複数の企業から、“今”の生活者へのアプローチ方法に悩んでいると相談があったことがきっかけです。当初は個別に最適解を模索しようとしましたが、施策検討を進めるうちに50代以上の生活者を顧客基盤としている企業が多いことや、それぞれ実は共通した悩みを抱えながら、全く異なるアプローチをしようとしていることなどが見えてきました。
また意外にも各企業とも、他企業がどんな施策をしてどんな成果を生んでいるのか、といった情報を知る機会がないこともわかりました。
弊社は課題をご相談いただく立場だったので、いま各社が何を悩みどういった施策を打とうとしているのか、またその成果は…など横並びで知ることができましたが、事業会社の中にいると、意外と外で何が行われているか知る機会が少ないのかもしれない。そうであれば、その場を作り出し、私たちが持っている知識やノウハウを含めて共有し合うことに大きな価値があるのではないか?と思ったんです。」
── 各社ごと・課題ごとに向き合うより、中長期的には遥かに大きな成果を生めるかもしれませんね。
「コンソーシアムは『誰かに相談して答えをもらう』というものではなく、あくまでも参画者自身が主体となることが求められますし、本気で取り組むにはエネルギーが必要です。ですがその分、得られるものも大きいと思います。
企業の枠組みを超えた施策を打つことで得られる数字的な成功もそうですが、僕としては、様々な業種業態の企業から有志が集い、共通の課題を考え抜くことで得られる『価値観の拡がり』や『柔軟な視点』こそが、最大の成果物なのではないかと思っています。」
「超ミドルコンソーシアム」参画検討中の方へ
── 最後に、参画を検討中の方に向けて一言お願いします。
「繰り返しになりますが本コンソーシアムは、参画者が主体的に考え、繋がり、自発的に様々な取り組みが生まれていく集合体になっていきたいと考えています。」
- 『ミドルシニア』への向き合い方を自ら考え抜きたい
- 主体的に徹底的に自社の顧客に向き合いたい
- 自ら施策を生み出し実施したい
そんな志のある方のご参画を、心からお待ちしています。一社だけではできないようなダイナミックな取り組みを、日本経済成長に向けて一緒に実現していきましょう。」