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50代から考える健幸と充実ライフスタイルの準備〜「超ミドルシニアコンソーシアム」が勉強会第8回を開催(2026/7/23)、一般社団法人幸年期マチュアライフ協会 代表理事 今井 麻恵氏〜

2026,07,30 | 勉強会

「ミドルシニア」をキーワードに、企業の枠組みを超え、ナレッジや経験値を蓄積して新たなマーケットを創造し、現状を超えてゆくための共同体として設立された「超ミドルシニアコンソーシアム」。その勉強会第8回が7月23日(木)、本コンソーシアムを運営する株式会社グライダーアソシエイツのオフィスにて開催されました。

*開催概要は[こちら]をご覧ください。

今回のテーマは、「50代から考える健幸と充実ライフスタイルの準備」。

一般社団法人幸年期マチュアライフ協会 代表理事 今井 麻恵氏が登壇し、更年期は単なる一時的な不調ではなく、その後の人生をより豊かに生きるための「人生の再構築期」であるという考え方を紹介。男女ともに訪れる更年期の特徴や企業・社会への影響、さらにウェルビーイングにつなげるための考え方について、調査データを交えながら解説しました。

今井氏は、更年期は病気ではなく、性成熟期から老年期へ移行する期間であり、ホルモンの節目によって心身やライフステージにさまざまな変化が生じる時期だと説明しました。

症状はイライラや疲労感、睡眠障害、不安感、集中力や記憶力の低下など多岐にわたり、その種類は200以上あるともいわれています。症状や程度には個人差が大きく、「年齢のせい」と捉えてしまうケースや、自身でも更年期だと気づかないケースが少なくないことが課題として挙げられました。

また、更年期による心身の不調は、仕事や家庭生活にも大きな影響を及ぼします。仕事のパフォーマンス低下や休職・離職だけでなく、家族とのコミュニケーションや人間関係にも影響を与えることがあり、こうした影響は「更年期ロス」と呼ばれています。今井氏は、女性だけでなく男性にも更年期は存在し、企業活動や社会全体に及ぼす影響は決して小さくないと説明しました。一方で、症状を我慢したり、更年期であることを認識できなかったりすることで、適切な治療やケアにつながっていない人が多い現状も紹介されました。

こうした課題を踏まえ、今井氏は「我慢する更年期」から「向き合う更年期」への意識転換の必要性を強調しました。現在は医療機関での治療に加え、生活習慣の見直しやセルフケアなど選択肢も広がっており、自身の変化に早く気づき、適切な対策を講じることが、その後の健康や生活の質を大きく左右するといいます。また、本人だけでなく、家族や職場など周囲の理解を深めることも、更年期ロスを防ぐうえで欠かせない要素です。

更年期ケアの目的は不調を改善することだけではなく、その先にあるウェルビーイングの実現にあると語られました。

健康寿命を延ばすだけではなく、心身の健康や人とのつながり、社会との関わりを維持しながら、自分らしく充実した人生を送ることが重要です。そのためには、更年期を人生の終わりではなく、新たなライフステージへのスタートとして前向きに捉える視点が求められます。

今井氏は、人生100年時代を迎えた今、更年期は誰もが向き合うテーマであり、個人だけでなく企業や社会全体が理解を深めることで、一人ひとりが自分らしく働き、生き続けられる環境づくりにつながると締めくくりました。

会の後半には、参加者同士でのディスカッションが行われました。「更年期への理解をどう広げていくか」「企業として更年期への理解や支援をどのように進めるべきか」などについて意見が交わされ、更年期は個人だけの課題ではなく、企業や社会全体で向き合うべきテーマであるという認識を共有し、それぞれの立場から今後の取り組みや支援のあり方について活発な議論が展開されました。

「超ミドルシニアコンソーシアム」では2026年9月に勉強会第9回を開催予定です。

詳細はコンソーシアム公式サイトにてお知らせしていきます。